ROV MARCAS-V(ROV: Remotely Operated Vehicleの略)は、ケーブル敷設保守船「KDDIケーブルインフィニティ」に搭載され、運用を行っています。
最深3,000mまで潜行し、ケーブルの埋設や保守作業などを行います。埋設は、大量の海水を取り込み、海底に吹きつけ、溝を掘ることにより行います。埋設深度は2.0mまでです。
また、作業海域、作業状況等に応じてトラックモードとスキッドモードの選択が可能で、最新鋭のナビゲーションシステムを搭載しています。
(ROV MARCAS-Vのパンフレットはこちらを参照)
仕様
最大使用水深 | 3,000m |
サイズ | 長さ: 4.5m(1m埋設ツール) 5.4m(2m埋設ツール) 高さ: 2.7m 幅: 3.1m (トラック装着時) |
重量 | 空中: 8,700kg (トラック装着時 9,300kg) 海中: 中性浮力 (トラック未装着時) |
推進能力 | スキッドモード: 水平 3ノット 垂直 1.5ノット トラックモード: 2,200m/hr |
パワー | 合計: 300HP (150HPx2) |
スラスタ | 水平: 直径 380mmx4基 垂直: 直径 300mmx4基 |
最大埋設深度 | 2.0m (海底地質による。) |
アンビリカルケーブル | 3,300 m (外装ケーブル) |
MARCAS-V作業シーン
1. 降下・揚収設備にて吊り上げられた、水中ロボットMARCAS-V
2. ジェットツールを取り付けたMARCAS-V
3. 操作室にてMARCAS-Vを操作中
ROVパイロットは船上にある操作室で、水中カメラやソナーなどの各種センサにより、海底の状況や ケーブルを観察しながら、ジョイスティックでROVを操縦します。