ROV MARCAS-IV(ROV: Remotely Operated Vehicleの略)は、ケーブル敷設保守船「KDDIオーシャンリンク」(KOL)に搭載 され、運用を行っています。
最深2,500mまで潜行し、ケーブルの埋設や保守作業などを行い
ます。埋設は、大量の海水を取り込み、海底に吹きつけ、溝を
掘ることにより行います。埋設深度は3.0mまでです。
また、マニピュレータを装備しており、障害物の移動を行ったり、
カッターツールによるケーブル、ロープの切断も行います。
(ROV MARCAS-IVのパンフレットはこちらを参照)
仕様
最大使用水深 | 2,500m |
サイズ (ジェットツールモード) |
長さ 5.38m (2m埋設ツール) 6.48m(3m埋設ツール) 幅 3.65m 高さ 2.96m |
重量 | 空中17トン 海中 中性浮力 |
推進能力 | 前進・後進 3ノット 横 2ノット 垂直 2ノット |
パワー | 合計450kW (225kWx2) |
推進器 | 直径 500mm 油圧駆動スラスタ 10台 |
最大埋設深度 | 3.0m (海底地質による。) |
MARCAS-IV作業シーン
1. ケーブル埋設のため、水中ロボットを母船から降下・揚収設備にて吊り上げ、海中へ投入するところ。
2. 運用を行わない場合は母船に格納し、次の工事に備え点検や整備を行います。
3. 水中ロボット MARCAS-IVの操作室
水中ロボットMARCAS-IVはKOLに搭載され、ケーブル保守作業に従事しています。
このロボットは、水深2,500mまでの海底で、主にケーブルの障害点探査、切断及び修理後にケーブルを最大3.0m(ジェットツールモード)の深さに再埋設します。