海底ケーブルで世界をネットする、最新鋭ハイテク船、KDDIオーシャンリンク(KOL)は、光海底ケーブルの敷設・埋設や修理・保守を行うために1992年に誕生。 最新のケーブルハンドリング機器や、作業の安全性・機能性を高める数々のハイテク機器を装備し、新しい国際通信ネットワークづくりのために活躍しています。
(KOLのパンフレットはこちらを参照)
横浜ベイブリッジ下を航行中のKDDIオーシャンリンク
KDDIオーシャンリンクの特徴
- 可変ピッチプロペラ2基を主推進器とした2軸船に、バウスラスタ2基とスタンスラスタ1基が設けられ、
高性能な定点針路保持能力を得ています。
- 1つのデッキを船首甲板、作業甲板、船尾甲板とすべて作業区画にし、広い作業スペースが確保されています。
- 船首側にドラムケーブルエンジン2基、船尾側にリニアケーブルエンジン1基が搭載され、海底ケーブルの修理工事、回収、高速での敷設工事にも 対応可能です。
所有者 | 国際ケーブル・シップ株式会社 (KCS) |
建造所 | 三菱重工業株式会社 下関造船所 |
起工 | 1991年3月28日 |
進水 | 1991年8月1日 |
竣工 | 1992年2月28日 |
船籍 | 日本 |
船級 | NK NS*(CL),MNS*, M0, |
全長 | 133.16m |
幅 | 19.6m |
深さ | 11.6m(from cable handling deck to bottom) |
総トン数 | 9,510 トン |
満載喫水 | 7.4m |
載荷重量 | (計画満載喫水時) 6,270 トン |
ケーブルタンク容量 | 2,300m3 (3つの主タンクの合計) |
主機関/連続最大出力 | 2,200PS×720/120rpm×4基 |
推進器 | 4翼可変ピッチプロペラ×2基 |
発電機/主発電機 | 800kw×2台 |
発電機/補助発電機 | 1,760kw×2台 |
バウスラスター | 電動可変ピッチ式 920kw×2基 |
スタンスラスター | 電動可変ピッチ式 920kw×1基 |
自動定点針路保持装置 | 1式(Kongsberg Maritime) |
通信装置 | インマルサットB、インマルサットF、船舶VSAT、衛星電話 |
航海速力 | 15ノット (時速約28km) |
航海距離 | 約1万海里 (約18,520km) |
ケーブルハンドリング装置 |
ドラムケーブルエンジン:電動油圧ドラム式2台
リニアケーブルエンジン:電動油圧タイヤ式1台 |
減揺水槽 (アンチローリングタンク) | 1台 |
デッキクレーン(電動油圧) | 2台 |
最大搭載人数 | 85名 |